視野の広い選択ができる子 ~お子さんはどんな基準で選んでいますか?~

幼児教育

人生において、あらゆる場面で『選択』があると思います。

日々の生活でも「今日の朝食はパン?ごはん?」といった些細なことから「次の旅行は沖縄?北海道?」といった大きなことまで『選択』があるのですが、みなさんはどんな基準で選んでいますか?

小学校受験に向けて頑張る幼児部では、レッスン中にあえて『選択』する機会を設けています。

たとえば、おやつに使うお皿の色・折り紙の色・縄跳びを跳ぶ順番・課外活動で行きたい場所など、様々なことを子供に選ばせるようにしています。

その際必ず「どうしてそれを選んだの?」と聞くようにしています。

それはなぜか?

子供自身がどんな基準で選んだのかを言語化させることが大切だと考えているからです。

色を選ばせて理由を聞くと…

自分の好きなキャラクターの色だから。

自分が好きなサッカークラブの色だから。

と、答える子が多いです。

その次は、○○くんと同じだから。

と、答える子も多いです。

こんな基準で選ぶ子がほとんどなのですが、ある子の答えに驚きました。

「ぼくがピンクを選んだ理由は、お母さんが桜が好きで、桜の花はピンクでしょ?この前みんなでお花見したとき楽しかったから、これにしたよ。」

文法が間違っているし、たどたどしいですが年中でピンクを選んだ理由をここまで言えたら素晴らしいですよね。驚いたのは、この子にとって『選択』が自分の経験や感情をもとに行われているところです。

また別の子は、誕生日のプレゼントで迷路が作れる木製積み木を選んだ理由をこう教えてくれました。

「もともとスタンダードの積み木は持っていたけど、今作れる迷路だと弟も一緒に遊べないし、ぼくはもう物足りなくなってきてるから、面白い動きができるパーツのセットを選んだんだよ。」

この子は年長でしたが、論理的な文章の組み立てができることもさることながら、選ぶ基準とその『選択』によって得られる経験を想像しているところが素晴らしいと思いました。

色を選ばせたときに「好きなチームの色だから」と答えた子に「もしこの色の折り紙がしわくちゃだったとしてもこれを選ぶ?」と聞き返すと、「選ばない」と答えるのは

なぜでしょうか?

おそらくそれは、選ぶ基準が経験や感情に裏付けられずに、単に楽な『選択』をしているだけだからでしょう。子供自身はそんな意識などないのですが、日頃の環境でそれが身についているのだと思います。

こんなことはありませんか?

お気に入りのキャラがついているから買う。

家から近いから通う。

安いから買う。

○○さんと一緒だから行く。

チームカラーだから買う。

親御さんが、そんな理由で『選択』をしていると自然と子供もそれが良いと思い込んでしまうものなのですね。

将来大きくなって、大事な『選択』をするとき、視野を広くじっくり考えて良い『選択』ができる子になってほしいと願うなら、ぜひ選ぶ基準を親子で考えてみてください。 

まずは「どうしてそれを選んだの?」という会話から始めてみましょう。